前日の続きです。
猫のための費用が1,000万円でなく5,000万円だった場合、寄付や贈与をする余裕はないのではと状況を再確認してみました。
楽天証券特定口座の状況
楽天証券のiDeCoは定期預金にスイッチングしてほぼ変動はありません。
iDeCoの死亡一時金は約1,330万円。
特定口座の方は変動が大きいです。
米国株式市場が好調だったり円安傾向だったりでVTIとVYMの評価額は回復しています。
現在の状況はこちら。
銘柄 | 保有数量 | 時価評価額 | 平均取得価額 | 現在値 | 評価損益 | |
VTI | 343 | 14,791,556 円 | 246.0034 USD | 287.8200 USD | +2,269,309 円 | |
VYM | 1,357 | 26,697,858 円 | 117.6589 USD | 131.3100 USD | +2,663,813 円 | |
楽天・オールカントリー | 4,440,103 | 5,996,359 円 | 11,261.00 円 | 13,505 円 | +996,359 円 | |
オルカン | 843,266 | 2,205,900 円 | 23,392.49 円 | 26,159 円 | +233,290 円 | |
iFreeNEXTインド | 803,277 | 1,245,079 円 | 12,449.01 円 | 15,500 円 | +245,079 円 | |
米ドルMMF | 23,946 | 35,920 円 | 14,961.58 円 | 149.83円/USD | +93 円 |
このうちオルカンだけを残すつもりです。
楽天・オールカントリーやiFreeNEXTインド、米ドルMMFは今日売却してもいいくらいでしたが、VTIとVYMをどうするかが決まりません。
VTIとVYMを全て売却するのは決めています。
以前考えてみた東証上場ETFの購入は止めて、売却後すぐ円普通預金にするか、外貨決済で売却後に米ドルMMFでキープするか、オルカンを購入するかの3択です。
全額円普通預金口座にいれるのが一番管理しやすいですが、金利を考えると数か月でもMMFで持っておきたい気もします。
ただ、再び円高傾向になったら金利差も吹っ飛んでしまい迷います。
資産の整理
VTI、VYM売却資金をMMFで持っておくにせよ、緩和ケア病棟に入院が決まれば売却して円普通預金口座に入金します。
最終的には、
・預貯金 楽天銀行のみ(今はまだりそな銀行と住信SBIネット銀行に口座があり)
・現金 150万円 (葬儀費用や最後の入院費用精算分として緩和ケア病棟入院が決まったらおろしておく)
・有価証券 楽天証券 オルカン 1,085万円(SBI証券のオルカンを移管してまとめた金額)
・不動産(土地、建物) ←自宅
だけになる予定です。
高級時計や自動車、宝石などその他の財産はありません。
緩和ケア病棟への入院が決まれば住宅ローンの団信で残債が0になって負債はなくなる予定です。
葬儀費用の前払いが難しければ、葬儀費用は死後家族に相続財産から支払をしてもらいます(この分は控除の対象)。
別口座で保有していて自分の口座とは分けていた1,200万円は来週中には楽天銀行に移る予定です。
楽天銀行、住信SBIネット銀行、りそな銀行の3つを合わせた円普通預金口座残高は約2,000万円。
オルカン以外の投資信託を売却して円普通預金口座に移すと+1,000万円で預貯金は約3,000万円。
オルカンが約1,000万円で合わせて4,000万円。
これにVTI,VYM売却資金の約4,000万円を足して8,000万円です。
iDeCoの死亡一時金の1,330万円と、自宅(小規模住宅等の特例を適用した場合)の1,100万円を加えると、
資産の合計は1億430万円になります。
非課税枠の4,100万円まで贈与や寄付で減らす事を考えなくても、猫のために5,000万円を確保したらギリギリです。
内訳 | 金額 | 備考 |
預貯金 | 3,000万円 | このうち1,500万円は教育資金として一括贈与 |
オルカン | 1,000万円 | 余裕があれば身内に贈与しなければ生活資金として取崩し。 |
VTI、VYM | 4,000万円 | |
iDeCo死亡一時金 | 1,330万円 | 子供に相続(500万円の控除あり) |
自宅 | 1,100万円 | 子供に相続 |
下の2つ(iDeCoの死亡一時金と自宅)は生前には動かない資産で管理対象外です。
2つを合わせた2,400万円は子供が相続する事が決定しています。
4,100万円(3,600万円+500万円)までは相続税がかかりません(小規模住宅等の特例が適用されないと子供に相続税がかかってくるので、そこだけは気を付けます)。
オルカンも子供に譲ってギリギリ非課税範囲内にと思っていましたが、子供に相続するのは2,400万円になりそうです。
相続とは別に学費分として1,500万円があるので十分かと思っています。
生前に考えておく資産は上の3つになります。
預貯金の3,000万円のうちの半分は教育資金として一括贈与するので残りは1,500万円。
オルカンは兄や妹、甥姪に余裕があったら贈与したいです。
収入が途絶えても支出はなかなか減らないので、今後は生活費で預貯金がどんどん減っていきそうです。
医療費や生活費に余裕がなくなればオルカンを解約してあてていきます。
2号だけにはマネ活応援のプランを伝えてあるので、2号に100万円は早めに譲りますが、他の人には譲れるのは今後の状況次第になりそうです。
オルカンの1,000万円分は用途は決まらないままキープするつもりです。
預貯金から教育資金を除いた1,500万円とVTI,VYM売却資金の4,000万円を合わせて5,500万円。
猫の費用を5,000万円とすると残りは500万円しかありません。
緩和ケア病棟入院時の精算や葬儀費用を考えて150万円の現金を確保し、2号に100万円を譲ると残りは250万円。
生活費や医療費であっと言う間になくなりそうな金額です。
葬儀費用
エンディングノートには初めから家族葬も無しで直葬希望と書いて家族にも伝えてあります。
家族にはせめて家族葬くらいはと言われましたが家族葬もしないで欲しいとはっきり伝えました。
緩和ケア病棟入院したら面会も不要で死に目にも会って欲しくありません。
寝たきりになってからそれまで言えなかった事を伝えたり伝えられるのではなく、緩和ケア病棟に入院する前に言いたい事は伝え、言いたい事があったら遠慮なく伝えておいて欲しいです。
最期は医師、看護師らプロに任せて、出来るだけ苦痛がなく過ごせれば十分です。
緩和ケア病棟に入院した事も保証人の妹と子供以外には知らせず、周囲にも伏せてもらうように頼みます。
面会も一切お断り。
特に子供には最期の弱り果てた姿は見せたくありません。
元気な頃一緒に出掛けた時の事などをたまに思い出してもらうくらいがちょうど良いです。
元々は化学療法を続けられなくなったら、海か山、綺麗な夕日が眺められるような病院の緩和ケア病棟に転院したいと思っていました。
よく考えたら緩和ケア病棟入院後はほぼ寝たきりだろうし、遠いと手続きなどで家族への負担が大きいと諦めました。
かかりつけの病院からは海や山は見られませんが、緩和ケア病棟は見晴らしが良くて綺麗な夕日は見られそうです。
長時間介護タクシーに乗るのも負担が大きいし、遠くの病院への転院を諦めたというよりも今の病院のまま緩和ケア科に移るのがベストだろうと考え直した感じです。
死後はできるだけ早く火葬して欲しいです。
死亡届を出して火葬許可がおりないと無理だし、火葬場が混んでいて1週間も待つなんて可能性もありますが、自宅には寄らずに葬儀社で保管してもらいさっさと火葬だけして欲しいです。
仕事も辞めて職場に知らせる必要もないので、亡くなった連絡もしないで欲しいです。
友達にも元気な頃の事をたまに思い出してもらってフラッと度に出ているんじゃないかと思われたい。
葬儀社の火葬式プラン(直葬)は10万円台からあります。
霊安室やドライアイスは3日分とか。
実際には50万円くらいは掛かるかもしれません。
葬儀費用を抑えたい訳ではなく自分の気持ちや家族の負担を考えての直葬希望でしたが、金額的にも一番安く済むので猫のための費用を確保するのにも良い選択でした。
猫のために
自分の身の回りの事さえもちゃんとできないズボラな子供にはとても猫の世話は任せられません。
猫を可愛がってはいて子供の猫も今の家をすごく気に入っているので、施設やペットホテルではなく毎日ペットシッターさんに来てもらうようにするのが一番良いのではないかと思っています。
猫のご飯はカリカリマシーンVCで10gを3回/日とパウチ1パック/日です。
お水をたっぷり飲んで欲しくて給水器も色々試しましたが気に入ってもらえず、結局アクリル台に大き目のガラスボウル2つに落ち着いています。
トイレはシステムトイレ2つと普通のトイレ1つの3つです。
以前はキャットロボも使っていました。
ゴミ捨ては楽でしたが、洗う時に小さいネジを沢山外さなくてはならなくて洗うのは毎回かなり面倒でした。
今のトイレの方が猫も気に入っているし飼い主も2週間に1回の丸洗いなどの管理が楽です。
ウンチは1回/日、おしっこは3回/日でうち1回はウンチと一緒です。
トイレの使用頻度は3回/日なので、すぐに処理できなくて1回/日のトイレ掃除でもトイレが3つあれば使用済みトイレを使う事はないです。
大もうまく隠すので臭いもほとんど気になりませんが、猫の嗅覚は人間の比ではないので出来るだけすぐに処理してBOS防臭袋に入れて処分します。
1回/日なら子供に猫トイレの処理を頼めそうですが、それ以上は難しいです。
カリカリはマシーンに任せて、子供には朝の通学前に水の交換とトイレチェック(多分1回分のみ)だけを頼み、午後シッターさんに来てもらった時にパウチをあげてもらって水の交換と猫トイレの掃除をお願いするのが快適でストレスが少ないんじゃないかと思います。
自宅から大学に通うのであればそれが一番良さそうですが、寮に入る可能性もあるのが難しいところです。
猫は8歳で今のところ健康ですが、今後投薬が必要になるかもしれません。
その時にペットホテルによっては対応してもらえないので、そこも難しいです。
数年に1回ペースで引越しをして賃貸マンション派だった私が、子供と猫のために建売住宅を購入して猫と暮らすようになって8年です。
猫にはたっぷりの愛と癒しをもらいました。
そんな猫への恩返しがしたいです。
今の家で過ごしてもらうのが一番ストレスがなさそうと思っているのは私だけで、慣れてしまえば友達猫や沢山の人と触れ合った方が幸せかもしれません。
ベストな方法を見つけるのは難しいですが、5,000万円くらいかかる可能性があると考えて猫のための資金を確保したいです。
時間的な余裕がなく資産を増やす事は出来ないので、出来るだけ減るペースを抑えられるように気を付けていきます。
子供が会いに行ったり、猫の移動の負担を考えて車で1時間までくらいの範囲で施設やホテルを調べていましたが、もう少し範囲を広げて猫にとって快適な場所を見つけてあげたいです。